獅子窟寺を訪ねる
令和四年七月八日、忍者研究会(伊賀市)の池田裕氏・友人と三人で獅子窟寺(大阪府交野市)を訪ねた。
ご住職の吉川師のご説明(薬師如来・昭和四十三年新国宝)あり。
寺伝では聖武天皇の勅願・行基さんの堂塔建立・弘法大師が獅子窟で修行・昔は全山に十二院。
炎暑での登り坂、JR河内岩船駅又は京阪私市駅より四十分、下山途中 亀山上皇・皇后の供養塔や古い五輪塔も多数 竹藪の中にあった。お堂の隅に役行者木像あり、時代不明。
さて今日の目的は「かいがけの道」の役行者石像、池田氏が私をそこに案内下さるのが第二の目標。又もや山道、昔は重要な道であったとか、今では全く忘れられている。
途中思いもよらぬ所に石仏が!
やっと目的の地点に、石の階段やお堂跡の礎石あり。石仏数体、役行者石像は比較的新しい祠の中に。
勤行・写真撮影。これで今日の目的は達した。
下山してタクシーで風呂屋さん、風呂とビールで今日の得難い調査を終了した。
驚いた‼
「安倍元首相が参議院選の応援中に奈良で狙撃・重症」とのニュースがテレビに映った。
なぜ‼
帰宅して死亡が知らされた。犯人はある宗教団体に恨みを持つ四十一歳の男だと…
私は神仏大好き人間で、修験道・役行者・蔵王権現の調査をライフワークにしている。よもや我国の団体では・・・と心配したがそうではなかった。
その後新聞やユーチューブを詳しく見たが、訃報は世界に伝わって、テレビ等に報じられた。
日本・世界にも偉大な功績を残した元首相の不慮の災難に暗澹たる気持ちになった。
隣国の脅威が迫る我国に安倍元首相にこの様な事が、七月十日の参議院選挙は無事に終わったが・・・「憲法改正を急ぐ」と岸田首相が述べたと新聞は報じた。
最後に一句
日の本の危き元を正してや先の世にぞ旭日拝す