竜王山宝池寺
邂逅せり
我が国、山上、山中にある寺社多し、古来神社は山を背にして創設、山すなわち神奈備なり。柳田民俗学においては、我々の祖先の座す所にて、大自然は信仰の対象ともなれり。
令和に至りて、偶然にも茨木市竜王山宝池寺住職中川龍伽師が令和2年の大祭の案内を路上に掲示中 に邂逅せり。
平成より令和に至り、我国の民俗・伝統は時の流れ、特に近時激変の感あり。これ時勢か。「不易流行」と言えども、変わらぬ(変えられぬ)我国の倫理・価値観・信仰あり。
小生、耳順の年(60歳)より山中、役行者(修験道開祖)の石像を探して徘徊、抖擻せしに、山中の社寺・祠・石碑・石仏等草深く、忘れ去られし感あり。
竜王山・宝池寺に御縁を得た
75歳を一区切りとして大和の国大峯山を引退せしより、近き所に晩年の活動の場あれかし、と日々心していたが、前述のごとく、竜王山・宝池寺に御縁を得た。
竜王山は茨木の著名なる山、頂上には立派な展望台あり、往年、宝池寺には近在の方々の来駕しきりであったであろう。されど、時流れて、護持されし講や信者の減少・消滅で、地元のご助力もさることながら、管理・維持が十分でなく、先般の台風や人の出入の少なき故の老朽等、整備の必要を感じるのは小生のみではなかろう。
ハイキングは神仏詣ではないが、山や社寺の歴史・祖先の遺物を実際にみて学ぶ事は有益であると考える。
私事ながら、昨年は足不調、今春快復か、この一文を記して、同行・知己・心を同じくする人々に伝え、醍醐寺出身・修験の道にも造詣深き女性住職龍伽師を支えんとする所存である。各位の暖かきご理解・ご助力を懇願する次第である。
同感の諸氏の力添えを望む
愚生、及ばずながら、何かお役に立てればと、体が元気な間は時折境内整備等に奉仕したいと思う。山中での作務は老生の健康を保ち、神仏への御縁も又ありがたし。同感の諸氏の力添えを望む、又竜王山展望台は法螺の練習地として最高なり、同好の士集いて精進する事も又楽しからずや。
喜寿の講釈・法螺好き男
役行者石像調査研究
平田 蘭酔
【追記】
〇住職は土、日に在往
〇竜王山(508m)の頂上附近に宝池寺あり、車道は忍頂寺より宝池寺の下までありますが、そこの駐車場に駐車(それ以上は急坂で境内にスペース少ない)
〇忍頂寺小学校より上方、山へ上る道の右側に広い駐車可能な場所あり、ここに駐車して、山道を約150m上り忍頂寺の入口よりすぐ上の(標示あり)右側に旧道を上って下さい。(近道約15~20分)
〇法螺の同好者来訪歓迎
(法螺貝研究所 平田 蘭酔 吹田市TEL.06-6386-6500)