素心塾 安倍神社の記 令和5年7月9日

安倍神像神社

 天竜川を眼下に、北方に山嶺を望む、長野県下伊那郡阿南町東條の丘に、安倍元首相の安倍神社の開基の式典が挙行された。発起人は、奈良県吉野郡吉水院前宮司、佐藤素心師で、師は引退後この地に将来の我国を導く人材の誕生を願い、塾を開設された。7月8日は忘却不能な安倍氏の一周忌である。

目次

7月7日、新聞二紙

 7月7日、長野に出立する前日の新聞二紙の記事を書き残しておこう。

①産経新聞
1面 独善的テロリストの誕生
27面 安倍氏銃撃場所様変わり
他に井上和彦氏の「正論」の記事 台湾に建った、『永遠の友』(安倍氏銅像の件)
他面に、「世論の共感 見据えた布石か」との見出しで、山上被告のツイッターを単語どうしの関連度で分析した犯罪心理学者の分析があった。

②朝日新聞
1面 デジ庁に立ち入り検査(安倍氏記事ナシ)
23面 政治家と教団あれから一年

豊橋より素心塾へ

 8日、豊橋より素心塾にレンタカーで向かう。10時到着予定である。天候好ましからず、道中、低い山にも雲が、テレビで見た予報でも地図上の雲の流れに長野県が入っている。10時直前に到着。

 塾の上方小高い丘に神社は鎮座されていた。参列者は既に着席、50名位、塾長は宮司、儀式は古式に則り進行、来賓の方々を後方から覗くと、像作者の池川直先生は面識があるが、西村眞悟氏か、驚いた、石平先生ではないか‼来賓多数と地元の神社鳥居等建立に協力された人々であろう。

 天候は心配なし、涼風が流れ、雲の間より薄日がもれた。佐藤宮司が来賓紹介と挨拶があり、池川先生の時、ホトトギスの聲が‼

  不如帰(ほととぎす)素心の塾の丘の上 ひととせすぎし聲の色かな

安倍神像神社 玉串奉奠

 儀式は塾長の進行で滞りなく進み、終了とおもわれた時、最後の玉串奉奠は塾長の奥様で、感謝の言葉があり、素心師のユーモアと人柄に今さらながら敬服したのであった。

 式終了後、丘より下り塾の前庭にて、西村眞悟氏・石平氏の講演があった。参列者には得難い機会である。ご両所の御高説は今日の催しの本質・核心である。感銘深し。その後数名の来賓のご挨拶もあり、12時半に終了、その後直会、散会となった。

 北方の峯々の遠景には雲が流れ、展望の開けた会場には、名調子のウグイスが囀り、私は神社に初勤行を行じた。往年大峯山登拝途中吉水院に参拝して素心師の教えに触れ、今日のご縁に連なったのである。

   吉水に詣でし昔なつかしや 御魂にとどけ大峯の法螺

 またもやでしゃばり、ホラ吹心が・・・・

天竜川辺霞棚引
素心塾社御魂香      蘭酔

 この漢詩は 今年、友人植田兼司氏が私をして素心師に献上した、頭山満翁の書を模倣したものである。

春入櫻花満山白
南朝天子御魂香      頭山満翁

7月9日、新聞四紙

 7月9日、昨日は我が人生価値ある一日であった。又もや今日の新聞の報道が気に掛かった。今回は四紙を見た。

①産経新聞
1面 安倍氏の遺志継ぎ前へ
5面 功績しのぶ声海外からも
23面 銃撃一年自責の念今も(応援演説受けた佐藤啓参議院議員) 現場で追悼全国から四千人

②朝日新聞 
1面 政界漂う「幻影」
3面 安倍カラー今なお
29面 「暴力決して許されない」

③読売新聞
1面 岸田首相「遺志を継ぐ」
4面 「安倍政治」再評価の声
33面 事件の衝撃「心に傷」

➃毎日新聞
1面 の端に小さく 山上被告銃改良に執着
2面 崩れた均衡 自民に影
27面 標的変更見えぬ真意

これだけで判断、講釈はどうか・・・と思うがやはり・・・

 来賓の方々を車の所まで送った。富永君がユーチューブ等を作成してくれる事を期待し、来年の安倍氏立像の完成を期し、各位のご協力やあらんことを。

安倍神像神社 入魂式動画

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このブログの著者

昭和19年(1944年)3月24日、大阪府枚方市生まれ。平成の御代、大峯山登拝修行に専念し、75歳で引退。令和元年(2019年)に自身の修験と法螺にまつわる手記をまとめた著書【平成の大峯山】を出版。現在は法螺貝と蘭と酒を愛す毎日。ただいま役行者石像の研究に没頭し、研究成果の出版本を準備中。

法螺貝研究所
〒564-0061 吹田市円山町5-3
TEL.06-6386-6500
メール:hira_hira@iris.eonet.ne.jp

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